今やキャッシュレス決済の代表格となっているPayPayはなぜこんなに一気に普及したのか考えたことはありますか。
PayPayの場合はわかりやすいのと、考察というほど深く考えたわけでもないのですが、理由をあげていきたいと思います。
PayPayが爆発的に普及した理由
QRコード決済としては後発だったPayPayが爆発的に普及し、今やキャッシュレス決済の中でも利用率の高いサービスとなった理由としては以下のようなことが挙げられると思っています。
- 還元の多さ
- 導入の手軽さ
- 店側に料金がかからない
還元の多さ
まず大きな理由の1つとして還元の多さが挙げられます。資金のある大企業だからこそできることだと思いますが、まず最初に「100億円還元キャンペーン」を実施しました。
「100億円還元キャンペーン」からPayPayを利用し始めた人が多いと思います。このキャンペーンでPayPayの知名度も利用者も一気に広がりました。
キャンペーンだけでなく、基本的な還元率も当初は他のキャッシュレス決済とは別格の多さでした。
導入の手軽さ
利用者側の導入はアプリをインストールし、お金を振り込むだけという手軽さがありますが、いくら還元率が高くても、使用できる店舗が少なければPayPayを使いたくても使えません。
そこで店側にも手軽に導入してもらい、使える場所を増やす必要があります。ここで、QRコード決済の強みが生きてきます。クレジットカードであればカードを読み取る機器を導入したりする必要がありますが、QRコード決済であれば店用のQRコードを発行してもらうだけです。
店側に料金がかからない
クレジットカードの場合は機器やクレジット会社との通信費だけでなく、1回の決済で手数料として数%を取られます。そこでPayPayは手数料無料で始めました。
また、クレジットカードの場合は店に実際のお金が入ってくるのは翌月以降ですが、PayPayは翌日には振り込まれます。これは決済の仕組み上仕方がありませんが、できるだけ手元にお金をおいておきたい個人事業の店にはとても助かると思います。
利用者と利用できる店が増えたことで定着した
還元の多さでまずは利用者を爆発的に増やし、キャンペーンが終わっても利用してもらうため、基本的な還元率を高く設定しました。その後、導入の手軽さと初期費用や手数料がかからないことで使えるお店を増やすことで、利用者離れを防ぎました。
上のような相乗効果で、キャンペーンを実施した最初だけでなく、定着させることに成功したのだと思います。
現在のQR決済サービスの動き
最近は同じような高還元キャンペーンを実施して、広げようとしているQRコード決済サービスが増えています。
高還元キャンペーンを実施しても既に定着しているPayPayにどれだけ追いつけるのか、利用者はその時々でキャンペーンをしているサービスをのみを使ってあまり定着しないような気がします。
ただし、定着したことで回収を視野に入れたのかPayPayも手数料無料をやめるように動き出しています。
高還元キャンペーンはいつまでも実施することはできません。どのサービスが生き残るのか「JPQR」の登場で手を取り合ってみんなで生き残るのか気になるところです。
まとめ
PayPayは「還元の多さ」「導入の手軽さ」「店側の料金がかからない」ことを理由に相乗効果で爆発的に普及したという話でした。
こういう流行のものや、世の中に定着したものの理由を考えていたら自分の考察力を鍛えられるのではないかと、記事にしてみました。
的はずれなことや、まだまだ浅いことを書いているかもしれませんが個人の見解のためご了承ください。
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