DNSサーバを複数設定した時の仕組みと解決順序の注意

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DNSサーバを冗長化のために、複数設定することがよくあります。

気を付けないといけないのは、プライマリとセカンダリのDNSサーバには同じ内容が登録されている必要があるということです。

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プライマリとセカンダリに同じ内容が登録されている必要がある理由

その理由とは、DNSクライアントはプライマリのDNSサーバに問い合わせてレコードが存在しなければ、セカンダリのDNSサーバに問い合わせるという動きは取らないからです。セカンダリに設定したDNSサーバが使われるのはプライマリに登録したDNSサーバが応答しなかった場合です。

プライマリに外部(インターネット)向けのDNSサーバを設定し、セカンダリに内部(プライベートネットワーク)向けのDNSサーバを設定するというような構成をとっても、あくまで解決されるのは外部向けのDNSサーバに登録されているレコードのみです。

この動きはWindowsでもLinuxでも同様です。

もし、内部向けのDNSサーバを作成し、外部の名前解決もしたいということであれば、DNSフォワーダ機能を使用する必要があります。

私自身も勘違いしていたことがあるので、注意事項として残しておきます。

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