スリープとはWindowsの動作を一時的に停止させる状態の1つで、メモリの内容を維持したまま、ストレージやディスプレイ(ノートパソコンの場合)への給電を中止します。通常より省電力で待機させておくことができます。
通常のシャットダウンを実施すると、起動時には内部装置の初期化やシステムの起動からやり直すため、操作できる状態になるまで時間がかかります。スリープでは起動中のプログラムやシステム等を終了させないため、操作できる状態に素早く復帰することができます。
スリープにする方法
スリープにするには様々な方法があります。以下の記事はシャットダウンの方法について記載していますが、多くの方法はスリープに読み替えて実施することができます。
スリープの種類
スリープ
メモリの内容を維持したままにするため、メモリには給電されています。そのため、電気供給がたたれてしまうと、強制終了と同じ状態になってしまいます。
ハイブリッドスリープ
スリープ状態から電気供給が絶たれても、メモリの内容を維持する待機状態です。メモリの内容を維持するために、ストレージに毎回メモリの内容を書き込んでいます。
ノートパソコンの場合、充電がなくならないうちはスリープ、充電がなくなったら休止状態といった待機状態にできます。
良い事だらけのように見えますが、スリープするタイミングでストレージに書き込み、スリープ解除のタイミングでストレージの内容を読み込む作業をしています。このことから、通常のスリープよりも待機状態に変わる時間や、起動の時間が遅くなります。
その他の電源操作との違い
電源操作には他に休止状態やシャットダウン、再起動等がありますが、以下の記事ではその違いについて説明しています。
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